有害性の感知による負の感情の発生は「悩む」が生まれる要素ではあるが、イコール「悩む」ではない。
それが真に「悩む」になっていくのは、問題を解決する手立てが見いだせないという状況に至ったときだ。
「出口がない」という感覚が、さらに焦りを呼び、不安感を募らせていく。
こうした負のスパイラルが始まったとき「考える」は負の感情の完全な支配下に入り、深い「悩む」へと変質を遂げていくことになる。
「悩む」の発生パターンをこれだけにとどまらない。
問題解決とは、単に策を見いだせばいいのではなく、実行に移して初めて実現されるものであり、問題解決策がある程度見えている場合でも出口が見えず、負の感情が発生することは、しばしば起こる。
1つ目は、選択に際して生じる「悩む」である。
複数の選択肢から1つを選ぶことを求められながら、それができず、そうこうしているうちに思考の迷路から抜け出せなくなるパターンである。
決めなければならない、でがも、決められない。いたずらに時間だけ経過して、迷いや不安などの負の感情が増幅していくことになる。
2つ目は、解決策自体は定まったのに、いざ実行というところで生じる「悩む」である。
十分に考え、ベストな選択であることはよくわかっている。
でも、もし実行して失敗したらどうなってしまうのか・・・・・・。
その不安感にとらわれた結果、再び悩みの迷路に舞い戻ってしまうのである。
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